こんにちは、北條です。
前回のブログでは、
「国内の展示会に参加しない=損」
というテーマで、展示会出展の重要性についてお伝えしました。
今回はその続編として、私がこれまで何十件もの展示会に参加してきた経験から得た、
「展示会で成果を出すための準備のポイント」
についてお話ししていきます。
展示会は出るだけでは成果に繋がりません。
成果を出すために、私が特に重視しているのはこの2つです。
事前準備
後処理(アプローチ)
この記事では、まず**「準備編」**にフォーカスしてお伝えします。
展示会でまず悩むのが、
「どんなブースにすべきか?」
という点です。
「人を集めるには豪華なブースが必要では?」と思われるかもしれませんが、
結論から言えば NO です。
確かに、ブランディング重視の企業であれば豪華に作る意義もあります。
しかし、中小企業であれば ブースより“出展回数”に投資すべき です。
むしろ、シンプルでも自社の強みや商品コンセプトが明確に伝わるブースであれば、
興味を持って話しかけてくれる質の高い方が来場されます。
展示会出展には意外と費用がかかります。
出展料:約50万円
宿泊費・交通費・人件費:約30万円
合計で約80万円/回が一般的な目安です。
豪華な装飾を加えると、500万円を超える場合もあります。
ブースにお金をかけすぎるよりも、数多くの展示会に出ることに資金を回す方が成果が出やすいのです。
食品メーカーが出展すべき主要展示会は以下の3つです。
開催時期:2月
特徴:量販バイヤーが多数参加
備考:申し込み殺到のため、会員先行枠でほぼ埋まることも。早めの準備必須!
開催時期:3月
特徴:アジア最大級の食品・飲料展示会
備考:出展しやすいが費用はやや高め(中小枠で20万円〜)
開催時期:5月
特徴:業務用食材・製菓素材などに強い
備考:BtoB(飲食業界)向け。ケーキ屋やレストラン向け原料商談が多い
一般消費者向けの製品 → SMTS・FOODEX
業務用・素材系 → FABEX
まずは SMTS・FOODEXの2つを中心に検討するのが王道です。
展示会出展前に必ずやってほしいのが、事前アプローチです。
既存の繋がりがあるお客様
メルマガ登録者や連絡先を知っている方
こういった方々に向けて、
「〇〇展示会に出展します。お越しの方はぜひお声がけください!」
と事前に告知しておくだけで、
普段会えない方との再会
名刺交換のきっかけ
商談の進展
といった副次的な効果が大きくなります。
展示会は1回で結果を出すものではありません。
大切なのは、いかに
決裁権を持った人と出会える“チャンスの数”を増やせるか?
ということ。
そのためには、「豪華なブースを1回」よりも、
「シンプルでも3回出展する」方が圧倒的に成果に繋がります。
今回は**展示会で成果を出すための「準備編」**として、
ブース設計の考え方
展示会の選定
事前告知の重要性
をお伝えしました。
次回のブログでは、
展示会当日の「立ち回り方」と「商談につなげるアプローチ」
についてお話しします。
そちらもぜひご期待ください!
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