HACCPハード事業 (正式名称:「食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備事業」) とは、食品メーカーによる海外輸出を促進するために整備された農林水産省の補助金です。
この補助金は、海外で求められる安全規格「HACCP」に対応した工場を作ることを条件に、最大5億円の補助を受けられる仕組みになっています。
基本的に輸出を視野に入れる食品メーカーが活用しているこの補助金ですが、実際は輸出にあまり興味がない会社、英語ができる人材がいなくて輸出に抵抗がある会社でも、採択されているケースがあります。
「HACCPハード事業セミナー」ではこの理由を含め、食品メーカーに特化した補助金の獲得戦略や、採択のコツを事例を交えてお話します。
工場の新設・改築に使える最大5億円の補助を受け取ることができます。
HACCP取得により、国内の量販や、海外の大手にも信頼される工場を建設することができます。
予算が拡大し、生産性の高い工場を建設でき、人手不足対策・人件費削減に繋がります。
農林水産省が出しており、補助金額が高いのにも関わらずあまり知られていない「HACCPハード事業」。
まずは、この補助金がどういった補助金なのか?その概要についてまずはご説明します。
・HACCPハード事業とは、どのような補助金なのか?
・どういった資材にどのくらい補助がされるのか?
・採択となった場合、いつ頃支給されるのか?
・公募のスケジュール/具体的な流れは?
など、まずは本補助金に関する疑問を解消いただきます。
次に、当社が考える「HACCPハード事業」の補助を受けるための2つの条件について説明します。
恐らく「自社でも活用できるのか?」という疑問をお持ちだと思います。
条件をクリアする会社は多いのでご安心頂きたいですが、もし難しい場合は、活用できる他の補助金もご紹介します。
補助金採択の要は、申請書に記載する「事業計画」 にあります。
いかに納得感のあるストーリーで計画を作ることができるかが、補助金採否の9割を占めています。
そこで最後のセクションでは、補助金の獲得戦略・申請の際のコツについてお伝えします。
「HACCPハード事業」の申請書は、輸出を視野に入れる必要があるので、輸出未経験の会社は工夫が必要です。この申請ノウハウは業界に精通していない士業では決してわからない、食品メーカー専門の補助金コンサルタントだからお伝えできる内容です。
家業でもある大阪の老舗餡メーカー株式会社茜丸において、入社当時22億円あった債務を、業務用直販ビジネスモデルの導入により2019年完済達成。
当時、借金22億を抱え倒産した家業の茜丸をたった3年で年商12億円、営業利益1億円まで立て直した経験から、食品メーカーに特化したマーケティング・補助金活用支援を行う。
その後、茜丸にて役員を努める傍ら、コンサルタントとして、食品メーカーの売上げアップを支援を開始し、現在は、補助金の活用しつつ、
業務用通販立ち上げ、レトルト通販導入支援、海外進出支援、工場建設支援、オーガニック認証支援等、幅広く業務支援を実施している。
慶応大学法学部卒、京都大学大学院修士課程修了。
外資系経営コンサルティング会社の朝日アーサー・アンダーセン (現PwCアドバイザリー)、オリックス (株) の事業投資部門を経て2006秋より現職。