木村水産株式会社
卸を使っているけど売上がイマイチ伸びない会社さん必見
コロナ禍での売上低下からV字回復!
中間業者を使わないことで売上を4400万から8600万へ倍増させた業務用直販の魅力とは?
1941年創業。全国に先駆け鮎の養殖事業を始めた初代木村氏は、1970年に木村水産株式会社を設立。
1975年に加工販売食品の販売を展開し、toB、toCともに事業を展開。滋賀県知事表彰や厚生大臣表彰を受けつつ店舗数を増やし事業を拡大していく。
2019年、コロナ禍によって市場経由での売り上げが激減。これまで問題視していなかった「市場」を通して販売する形式から、BtoB直販を導入し売上を倍増させる。
Before こんなことが大変でした
木村水産では、もともと7000万の売り上げを作っていた市場からの売り上げがコロナ禍にて激減。
一般的に卸・市場は商品の良さを理解せずに、「集めて売る」を繰り返しています。
商品の良さがわからなければ、買う人のニーズや使い道も把握せずに販売しています。 今回のケースだと、
・木村水産さんの鮎の強み
・好んで購入している客層
例えば、高級料理店に10個売れていたとしても、大多数の一般に全然売れなければ、「この商品は売れない」と判定してしまうでしょう。場合によっては売れない理由=価格の高さだと感じて、価格を下げる販売者もいるもったいない状況が散見されています。
After こんなことをしたらこんな変化がありました
ここで、お客さんの声を直接聞くことができる業務用直販を導入。 卸を介さず直接購入者へ届ける形式に変えました。 お客さんにとっての価値がわかり、価格を上げても売れるように
お客さんからフィードバックをもらうことで改善できたこと
直販によって選択肢が増えた
売る場所によって売れる価格も違う
卸を介さずお客さんと直接やりとりすることで、卸では解消できないお客さんの困りごとへの対処ができるようになります。 こういった他にはない付加価値を作ることで、似たような商品を扱う競合と大きく差別化ができるようになります。 さらに、お客さんの声を聞いていると「こんな使われ方があるんだ」「こんなところで求められているんだ」と気づきがあります。 これまでは認知していなかった大きな市場に気がつくことで、単価アップ、売り上げアップが容易にできます。 自社商品がどんなシーンで利用されているのかを知ることで、 実は周りにあったけど気が付かなかった商売チャンスを知ることができるのが 業務用直販の強みです。
Future こんな事業展開を考えています
木村「今回、高級レストランのシェフと直接つながることができたことで、世界への第一歩を踏み出す機会も得られそうです。 繋がった方が世界を目指しているシェフなので、自社のあゆを使った商品を海外にも進出できないかな。と考えています。」 北條「ヨーロッパ、いい気がしますよね。」 木村「はい。今ちょっと考えている売り方がありまして、鮎だからこその強み・価値をアピールすれば、ヨーロッパの需要にとってもハマりそうな気がしています。 業務用直販によって、可能性が本当に広がりましたね。」 今後の問題は供給面 北條「今年は売り上げピークを大きく超えそうですね。」 木村「はい。注文がかなり増えたので、供給面の課題をクリアしていこうと思います。 国内、世界で売っていくために、全国の組織や県庁とやりとりをして生産量を増やしていこうと画策しています。」 シェフとつながることでBtoBの強みをBtoCにも 木村「今回すごく良かったのが、お客さんと繋がることによって、 BtoC商品のセールスポイントも強化できたことです。 例えば、「三つ星レストランのシェフが使用した..」というような売りポイントをつけて 一般消費者に向けた商品を売り出していこうと思います。 これまた売れる予感しかしなくて、とても良いサイクルができ上がりそうです。」
お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
木村水産株式会社 専務取締役 木村 有作 氏
おかげさまでコロナ禍で仕込んできた業務用直販の売り上げがかなり大きくなりました。 コロナが空けたことで消費も拡大していくので 今年も過去最高の売上を作れると感じています。
今回、業務用直販を構築して感じたことは 「お客さんの生の声」を聞くことの重要性です。 多くのメーカーは、卸を使ってなんとなく売れているけど、なんとなく最近調子が悪い。何が原因かうちも卸もわからない。そんな状況だと思います。 でも、原因がわからないと問題は解決できません。 お客さんとの直取引に変えることで、 「どういう部分に価値を感じてもらえているのか?」 「どういった店舗に好まれているのか?」 そういった部分が見えてきました。 これによって営業の効率も上がるし 魅力を打ち出した売り方もできるようになりました。 特に自慢の商品があるならば、絶対に直販をおすすめします。 価値が高いのに、市場に並べられることで他と変わらない商品になってしまっているのは 非常にもったいないです。 卸や市場を使っているけど売上に波がある会社さんには、 ぜひおすすめしたい手法ですね。