こんにちは、北條 竜太郎 です。
さて、本日は…
食品メーカー向けネット通販攻略シリーズの第1弾です。
今日のテーマは、
「楽天・Amazon・Yahooは使うべき?」
という疑問についてです。
もしかすると御社も、、、楽天やAmazon、yahooなどの「ネット通販サイト (通称:ECモール)」に出品を検討されたことがあるかもしれません。
または逆に、
「あそこは手数料が高いからダメだ!」と諦めたこともあるかもですね。
ただ、ネット通販モールは、事業の段階によっては活用が必須であると僕は考えています。
今日は
「なぜ、ECモールを活用すべきなのか?」
「なぜ、自社オンラインショップだけだと うまくいかないのか?」
その理由をお伝えしていきます。
ECモール (楽天・amazon・yahoo)と聞くと、あなたはどんなイメージを持っていますか?
・カンタンに始められる
・価格競争が激しい
・手数料も高い
..など、
色々なイメージを持たれていると思います。
既に活用している会社であれば、痛いほどわかるかと思いますが、
・高い手数料
・高い広告費
・スーパーセール
…など、
出費が多いのは確かです。
なので、多くの社長は、楽天の活用に消極的なのではないかな..と考えています。
僕も同意見です。基本的には、【長期的にECモールに頼るのはオススメしていません。】
売っても売っても手数料が高くてなかなか利益が取れないからですね。
ただ一方で、、!
あるタイミングにおいては、楽天やAmazonを積極的に使ったほうが良いと考えています。
そのタイミングとは、
「ネット通販を設立して間もないタイミング」
です。
なぜか?
それは、運営の集客力を利用して、自社の商品を効率よく知ってもらえるからです。
このメリットが良くわかる事例を1つ紹介します。
相談に乗っている社長さん達から、
「楽天は手数料が高いから、自社HPだけで集客したい。」
「でも、自社サイトを作ったのに、売上が上がらない…」
というお悩み相談を頻繁に受けます。
ではなぜ、自社のオンラインショップを作っても集客ができないという事態が起こるのでしょうか?
その理由は、会社・商品の知名度が低い状態で自社サイトを作っても、お客さんが商品を見つけられないからです。
仮にあなたが、
「Google検索」を使用するときをイメージしてほしいのですが、
きっと、Google検索で調べるときは、「この会社」の「この商品」が欲しい。と思っている時がほとんどではないでしょうか。
例えば、
どら焼きをGoogle検索で買うなら…
・〇〇屋 どら焼き
と名指しで検索して、
そこからどら焼きを買うことが多いはずです。
逆に
どこでもいいから「どら焼き」がほしい!というケースは、「楽天」とかで調べますよね。なぜなら、商品が一覧になって出てくるから、
好みの商品を見つけやすいからです。
これは一般消費者も同じで、欲しいジャンルの商品があって、どこが良いかわからない場合は、ECモールで検索するのがほとんどなのです。
日本でどら焼きメーカーは本当にたくさんあるので、
Googleで「どら焼き」と検索しても、大量のHPが出てきます。
同じようなページ、同じような商品が並ぶ中で、1つ1つのオンラインショップを確認していき、「この会社」の「このどらやき」!と選んでもらうのは、かなり難しいと思いませんか?
このように自社サイト集客では、「商品」で選ばれるというより、「会社」の「商品」で選ばれます。
つまり、知名度が低ければ…
どれだけ自社オンラインショップを作ってもあなたの会社にたどり着くことは難しいのです。
一方で楽天では、、、
こちらも色んな会社の商品がありますが、検索しやすい仕掛けが施されています。
そして何より、「商品」で選ばれるので「会社」を知らない人にも商品が認知されやすい。
なので僕は、
「ECモールから始めて、やがて自社ショップに移行する」ハイブリッド戦略をオススメしています。
つまり、
ネット通販を始めたばかりの頃は楽天を活用し、商品・会社をまずは知ってもらう
↓
商品の知名度が上がったところで自社のHPを強化する。
↓
そして、徐々に楽天経由じゃなくても売れる仕組みを作っていく。
という具合が一番良い方法です。
まずは、楽天を使って、お客さんのファンを作る。お客さんに知ってもらう。
その後で、「名指しの検索」を増やし、自社HPへのアクセスを作る。
このような形で長期的に戦略を立てることで、徐々に楽天依存から抜けることができます。
まとめると…
最初から自社HPで成功するケースは、予めお客さんに知ってもらえているケース。
つまり、
・既に有名な会社/商品な場合
・店舗数が多くて、お客さんがネットで商品を探す場合
など。
このようなケースであれば、
「〇〇屋さんのどら焼き」と名指しで検索されますよね。
だから、最初から自社HPの活用がとても有効なのです。
ただ一方で、
「知る人ぞ知る商品」
「知名度は低いけど、こだわりがあって良い商品」
最初から自社オンラインショップを作ってもなかなか難しい。
もし御社がこのような商品を扱っているなら、
僕が提唱するハイブリッド戦略 (楽天→自社)
を検討してみてください。
きっと、これまで売れなかった原因がわかるはずです。
ちなみに、逆を言うと、、
もう既にある程度楽天で集客できている方は、
自社HPの構築に力を入れるとよいかもしれません。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!
北條 竜太郎
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