こんにちは、北條です。
前回は人手不足対策の1つ目、
『海外現地生産を利用して 人手不足対策とする方法』についてお伝えしています。
前回はマレーシアで日本企業の海外進出支援や海外OEM生産を支援している会社をご紹介しました。
本日は別の国での海外生産事例のご紹介です。
前回はどちらかというとBtoC向けのお話でしたが今日はBtoB向けです。
大量生産が必要な企業にとってもう1つのオススメな国。
それがベトナムです。
ここはとてもおすすめです。
今現在、弊社も提携しているベトナムの工場では、
BtoB向けのケーキを海外で生産し、日本へ輸出し、国内で流通させています。
↓サイゴンにある工場
納品先は、ホテルバイキングやレストランがメインです。
おそらく、海外生産を利用すると
「外国製の表記は、お客さんが嫌がるから不安、、、」
という方も多いのではないかと思います。
こういった用途であれば「ベトナム産」というのがデカデカと書かれないので消費者にも不安な気持ちを与えなくて済むのも良いですね。
例えば、僕が提携している「フォーチューンケーキ」さんでは、以下のような現地工場を作られています。
ここでは洋菓子類を日本向けに輸出されています。
その他、イオンで大福も製造されていて、現地のイオンでの販売もされています。
ちなみに、こちらのあんこは茜丸のものです。
かなりお写真が小さいですが、ご覧になると普通の工場との違いにお気づきになるかもしれません。
その違いとは、大型の機械がほとんどないという点です。
ここにベトナム生産の1番の強みが隠されています。
マレーシアの人件費は一人当たり月給約5万円〜10万円ほどです。
これでも十分安いですが、ベトナムはもっと安くて約2万〜3万あたりです。
ベトナムは人件費が非常に安いので、ほとんど人海戦術でケーキを作ります。
この利点は何か。
それは、商品ラインナップの細かな変化に対応ができることです。
一度大きな機械を買ってしまうと、効率化では良い反面、細かな商品の変更やラインナップの増加に対応ができません。
日本だと、人件費が高いから普通機械化してしまうと思います。
機械化のメリットは大きいですが逆に小回りが効かなくなります。
新商品を導入したいときは結構大変ですよね。
でも、ベトナムの場合は人海戦術です。
人が手を動かすようになっているので、多種多様なニーズ、細かなニーズに応えることができます。
例えば、こんな豊富なラインナップを上記の工場で対応ができるのです。
まさにBtoB向けで幅広いニーズに対応するのに適しているのがベトナムの工場の特徴です。
かといって品質が悪いわけでもありませんし、ベトナムの人たちは基本的に親日の方が多くしかも勤務態度が真面目な人が多いです。
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国内大量生産における
大きな変化
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ここで1つ小話をします。
以前ある社長さんから、ロールケーキ10万個を作れるところがないか?
と相談を受けました。
ただ、日本国内ではかなり難しくなってきています。
昔は、大量に依頼すればするほど、安くなるのが一般的でしたよね。
ですが、今は国内はどこも手一杯です。
むしろ大量に作ろうとすると、追加料金を請求されるようになってきています。
フォーチュンさんは、もともと日本のホテル向けに大量生産されていたので日本市場は力を入れています。
先日も日本の展示会に来られていて、ファミレスなどと商談されていたようでした。
もし、大量生産に興味がある社長さんがいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。
前回ご紹介したマレーシアの洋菓子メーカー今回ご紹介したベトナムの洋菓子メーカーをご紹介できます。
今年どこかで、海外工場の視察ツアーを計画しても良いかなと考えています。
また、機会があればご連絡しますね。
本日もありがとうございました。
北條 竜太郎
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