2024.03.08

【海外進出】これから儲かる3大マーケット

こんにちは、北條です。

今日の内容は、、

・これから貿易を始める方も、

・いま、海外貿易でアジア市場に限界を感じている方も

ご一読いただきたい内容です。
御社の扱う商品によっては、大きなビジネスチャンスになるかもしれません。
前回のメールでは…
アジアの貿易は年々厳しくなっていることをお伝えしました。
香港、タイ、中国などの海外進出の定番都市は
進出企業が増えすぎて枠が埋まりつつあります。
そんな中でもこれから進出しても大きな儲かる市場それが【3つ】あります。
今日はその3つについてお伝えしていきます。

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参入すべき海外市場その1:『HALAL市場』
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HALALについてはご存知の方も多いはずです。
HALALはイスラム語で「食べれるもの」を意味していて宗教的に食べられるものを指します。
これまで日本の食品メーカーはイスラム市場に着目してきませんでした。
なぜなら…
イスラムの人は所得が低めなので、規制が厳しい割に利益にならないマーケットだからです。
HALALを求めている人口は確かに多いのですが、、
「規制のクリアが大変」という印象からほとんどの企業が手つかずの状態でした。

そんなHALAL市場ですが、
最近では、イスラム圏の人の所得が徐々に上がってきており無視できないマーケットに育ってきています。(詳細は後日のメルマガで..)

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参入すべき海外市場その2:『アメリカ・ヨーロッパ市場』
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アメリカやヨーロッパは依然として大きい市場です。
アメリカは、3億3200万の人口を有し…平均所得が600万の国です。
どう考えても力を入れるべきマーケットですよね。
ただ、これまで中小企業は参入してこなかったマーケットでもあります。
なぜならアメリカは、HACCP規格が1番厳しい国だからです。
FSMA(食品安全強化法)という、アメリカ独自の規格に準拠する必要があります。
また、大手流通のほとんどでFSSC22000が要求されるなど食品の安全性に対しての要求水準が世界的に最も高度です。
アメリカで食品を売るのはかなり難しいです。
ヨーロッパも同じく規制が厳しめなのですが一点だけ、日本の中小食品メーカーにとって、ビジネスチャンスになり得る要素があります。
それが「アルチザン」です。

ヨーロッパには「アルチザン」という言葉があり、手の込んだ食品を好む文化があります。
中国を始めとしたアジアへの輸出にピッタリの商品は
大量生産でクオリティが低めの食品を輸出するケースがほとんどです。
でも、中小企業は、そういった商品を持っている会社ばかりではないですよね。
こだわりの、品質が高い商品を持っているケースが多いです。
「こだわった商品」は多くの場合、アジアに持っていくと、「高い」と言われてしまいます..。
そんな会社には、ヨーロッパがピッタリ来る可能性があります。

「アルチザン」の考え方がある国では…
中小企業が作るような品質が高い、手の込んだ食品が評価されますので…
「価値が高い」と感じてもらえて、高値で売ることができます。
これが2つ目の注目マーケットです。

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参入すべき海外市場その3:『オーガニック市場』
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オーガニックは、非常に大きい市場です。
市場規模は大体1000兆円と言われていて
実は、ヨーロッパへ行くと、オーガニック食品が山程あります。
ヨーロッパではおよそ3/7くらいの食品がオーガニック食品です。
ここに、大きなビジネスチャンスがあります。
特にフランスやドイツに関しては、コンビニくらいの頻度でオーガニックストアが建っていますし、
スーパーにも必ずオーガニックゾーンが設けられています。
それだけ国民の関心が大きいんです。
実はオーガニックが進んでいるのは、ヨーロッパだけではありません。
アメリカと中国でも流通量が多いです。
中国は富裕層ほどオーガニックにこだわる傾向があるようです。
いずれにせよ、単価を高くして売れる市場において需要が大きいのが「オーガニック食品」です。
うちのお客さんでも、2社さんがオーガニック認証取得に力を入れていますが、
オーガニック認証の取得は海外での儲けを大きく増やす力があります。

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今日は簡単に3つの大きなマーケットについてお伝えしてきました。
次回から、それぞれのマーケットについて詳しくお伝えしていこうと思います。

・各マーケットの成熟度
・進出の際の注意事項
・認証・規格の満たし方

などについてお伝えする予定です。

次回もぜひご覧くださいね。
それでは、またメールします。
ありがとうございました。

北條 竜太郎

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