こんにちは、北條です。
今日も食品メーカーの人手不足対策として「採用」についてお伝えします。
前回は、採用の本質についてお伝えしました。
・まずは利益を増やして従業員に還元できる環境を作ること。
・社内の見栄えを良くすること。
・そして環境を良くすること。
今日お伝えすることはこれらができている前提です。
なぜならこれらの本質ができていないと
どれだけ応募者を増やしても結局辞めてしまうからです。
「人手不足」とは労働人口が減ったから引き起こされているのではなくそもそも応募したくない環境だからです。
時代の変化によって働く人が職場に求めるものが「環境」重視に変わってきています。
その変化に追いつけていない会社がほとんどだから、採用に苦労しています。
もし前回のメールをご覧になっていない方は水曜日の夕方のメールを見てみてくださいね。
では今日からは採用のテクニックの話に移ります。
まず1つ目の対策として「採用サイト」の対策です。
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御社は充実した採用サイトを持っていますか?
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まず、食品業界の会社のあるあるですが採用サイトが無いところがほとんどです。
ホームページすらしっかり作り込まれていないケースもあります。
近年はネットであらゆる情報が手に入ります。
昔は会社が公開している情報しかなかったので、とりあえず行ってみて自分の目で確かめるしかありませんでした。
でも今は全てがパソコンの中で比較できてしまいます。
そんな社会の中で、会社情報がネットに少ない会社への応募は「不安」を生み出します。
今の応募者は「絶対ここがいい!」と思わない限り少しでも「不安」があれば「他にしよう」と考えてしまうのです。
最近うちに入ってくれた女性スタッフに話を聞いたのですが、入る前にじっくりネットの情報を隅々まで見たと言っていました。
応募する人は、我々が思っている以上に会社の情報を見ています。
なぜかというと、
働く=自分の人生の一部を投資するという感覚があるからです。
人生の大半を過ごすことになる職場がどんな職場かわからないと怖いですよね。
「よかったら長年勤めよう」と考えてくれている真面目で良い応募者さんほどここを重視しているのです。
特に、、
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上司や同僚の存在は
かなり気になる
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ものです。
昨今、パワハラという言葉が出てきて、きつい上司や性格の悪い社員は淘汰されつつあります。
世間がそれだけ、過ごしやすい環境や相性が合う風土を気にしている証拠です。
ですので「どんな人が働いているのか?」をしっかり確認できるようにすることが応募人数を増やすためにかなり重要です。
なお、このためには動画のインタビューを掲載するのが1番最適です。
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ネット上で情報を多く公開するもう1つのメリット
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あともう1つ、
ネット上で密度の濃い情報を公開するメリットがあります。
それが、そもそも社風に合わない人が応募してくるのを防げるということです。
例えば、ザ・昭和の営業マンみたいなゴリゴリの人だらけの職場があったとします。
もし、そういった風土であると動画でやんわり示していたりしなければおとなしい人も入ってきてしまうかもしれません。
そういった人が面接に来るだけでも会社にとってはかなり負担です。
面接に来た人が明らかに社風に合わない人だった。
面接して採用したけど合わなかった。
採用コストも時間ももったいないですよね。
そういった意味があって、ネット上で社内の雰囲気を公開するべきだと私は考えています。
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採用サイトチェックリスト
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最後に、採用サイトのチェックリストをまとめました。
御社が満たしているか確認してみてください。
1. 採用サイトもしくはコーポレートページを用意しているか?
2. 応募者が社内の雰囲気をイメージできるような要素があるか?
・社員紹介
・社長/社員インタビュー
・社内の雰囲気がわかる映像
・自分が働いた姿を想像できる映像
3. どんな人が欲しいかをしっかり伝えているか?
4. 不安が払拭できるような情報量になっているか?
この辺りをチェックしてみてくださいね。
それでは次回は、ネット普及のマイナス面、会社の悪評対策についてお伝えします。
またメールします。
ありがとうございました。
北條 竜太郎
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