2024.02.23

【食品業界で使わないのは損】農林水産系補助金の魅力とは?

こんにちは、北條です。

前回のメルマガでは食品メーカーが活用できる補助金には大きく2つの補助金があるとお伝えしました。
それが事業再構築補助金やものづくり補助金に代表される「経済産業省系 補助金」と
食品業界に特化した「農林水産省系 補助金」です。
経産省系の補助金は知名度が高い分ライバルが多くなおかつ来年から「賃上げ」が要件に加わる可能性があります。
まだ可能性の段階ですが賃上げが必要になると都内近郊で工場を構えている会社はかなり申請のハードルが高くなります。
原価が上がっている時に賃上げを検討するのはかなり難しいですよね。
そこで今日のメルマガでは経産省系の補助金に代わる
「農林水産省系の補助金」について特徴、メリット、デメリットをお伝えしたいと思います。
2024年、申請するのであれば個人的にはこちらの補助金がおすすめです。

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農林水産省系補助金とは?
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農林水産省の補助金は農業や食品産業に特化した補助金です。
たとえば、

・原価の高騰に対する対策..
・工場の建設…
・コメ製品の流通強化に特化した補助金..

など、食品メーカーだけが持っているニッチな悩みに対する補助が実現可能です。
事業再構築補助金などの有名な補助金と比べて、大きなメリットがいくつもあります。

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メリット1:賃上げに関する要件がない
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まず、大前提として「賃上げの条件」はありません。
つまり申請の際に記載する事業計画の中で、賃上げの達成を目標にしなくても可能です。
前回お伝えした通り経産省の「ものづくり補助金」ではすでに賃上げが要件に組まれており
申請するためには、賃上げを実現する宣言をしないといけません。
事業再構築補助金でも今後賃上げが必須になる可能性があります。
つまりこの点では申請ハードルは農水系の方が低いですね。

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メリット2:補助金額が巨額事業再構築補助金の数倍以上のものも
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2つ目の特徴が事業規模が巨額ということです。
たとえば工場建設・工場改修に使うことができる「HACCPハード事業補助金」であれば
最大5億円の補助がされます。
大きな設備投資や工事に使える補助金なのでとてもおいしい補助金です。

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メリット3:事業再構築補助金ではNG!工場の新設にも使える
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実は事業再構築補助金は工場の改修には使えますが新設には使えません。
ものづくり補助金は建物には使えません。
工場新設に使える補助金はなかなか無いのでもし建設をしたいのであれば農水省系補助金がオススメです。

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メリット4:もちろん、小さい事業でも使える
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もちろん、大規模なものだけではなく、単純な生産性アップにも使えます。
たとえば、新商品や新事業は作りたく無いけど、既存事業の生産性アップにお金が欲しい。
なんて時にももちろん活用できます。

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メリット5:出せば通ることが多い
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農林水産省系はおそらくあなたがあまりご存知でなかったように多くのメーカーもご存知ではありません。
知名度の高い事業再構築補助金をみんな狙いますが実はこっちの方が穴場です。
知ってる人だけが申請をするためほとんど応募がないこともあり出せば通ることが多いです。
ただ、農林水産省系補助金にもいくつか問題があります。

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問題1:申請書類の準備が難しい
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公募要件があまり整備されていないことが多く資料を読み込んでいると疑問がたくさん出てきます。
その度に問い合わせをして疑問を解消しなきゃいけないです。
補助金慣れしている人でなおかつ行間を読んで行政の意図を理解できる人でないとなかなか難しいです。

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問題2:知らない間に始まって知らない間に終わってる
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情報のキャッチが難しいです。
事業再構築補助金のように通年募集ではなくその年だけの募集で終わる補助金とかもあります。
そして、募集期間が非常に短いです。1ヶ月、長くても2ヶ月ほどで終了してしまいます。。
知らない間にオープンして知らない間に終わってる..。
そんな補助金もあるので、あらかじめアンテナを貼っておかないと難しいケースも多いです。
僕の号外メルマガで告知してるので、ご興味のある方はお見逃しなく、ご覧くださいね。

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問題3:認知がほとんどないので、支援できる会社が少ない
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事業再構築補助金は税理士さん行政書士さんがサポートしてくれますよね。
ネットで検索しても山ほど申請サポートをしている会社が見つかります。
でも、この補助金は非常にニッチで知名度が低いので、このサポートを対象にしている会社はほとんどありません。。

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問題4:年度縛りがあり、いつスタートしても、翌年3月までに事業を終了しないといけない
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経産省系の補助金は通年募集をしていて年に数回募集があり採択後、12ヶ月くらいの実施猶予期間があります。
でも農林水産系はいつスタートしても、お尻は3月までです。
たとえば、2023年の6月にスタートしても10月にスタートしても
事業は2024年3月までに終了する必要があります。
これはたとえば、納期が遅い機械などに使いたい場合はギリギリになることが多いので注意が必要です。

以上、農林水産省系補助金のメリットとデメリットについてお伝えしました。
デメリットもありますが、デメリットを凌駕できるほど大きなメリットがある補助金だと感じています。
そして、デメリットのほとんどは申請に慣れたプロに頼むことで解決しますので、ぜひ申請したいものがあれば依頼をしてみてください。

次のメルマガでは、2023年には実際どんな補助金があったのか?
事例を紹介したいと思います。

またメールしますね。
今日は長かったですが、最後までご覧いただきありがとうございました。

北條 竜太郎

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