2024.03.11

【320兆円規模】HALAL市場の魅力

こんにちは、北條です。

今日お伝えする海外市場には大きなチャンスが眠っています。

2022年の市場規模は、2兆2,213億米ドル=大体320兆円。
想像もつかないような巨大な市場です。
それも、大手だけが参入できる市場ではなく、中小企業も参入可能な市場です。
その市場の正体は、、前回お伝えした「HALAL市場」です。
HALAL市場、つまりイスラム市場は、これまで日本の食品メーカーは注目してきませんでした。
その理由は、その規制の厳しさです。

・細かい添加物までこだわらないといけない

・過去にトライしたけど厳しくて通らなかった

・調べたけど、難しくて諦めた

そんな経験から難しいものだと見ないものにしてきた会社も多いと思います。
でも、全てに業種にとって難しいものとは限りません。

実は…
HALALにはいくつかの認証があり、認証の種類によって難易度が大きく変わります。
多くの会社さんが考えてるよりも規制クリアは簡単なケースがあるということですね。

「HALALは難しいしめんどくさい」

そう思ってチャンスを逃している会社さんが多いので、
今日は場合によってはそんな事はないとお伝えしたいです。
今、イスラム圏は、過去に比べて賃金が上がって豊かになってきています。
母数が非常に多いHALAL市場は、今後さらに大きな市場に変わっていくでしょう。
今後2020年後半から大きく伸びる市場へ踏み出したいならばぜひご一読くださいね。

まず、HALALとは何なのか。
HALALは「イスラムの戒律で食べることを許されたもの」という意味です。
逆にHARAMは食べられないものを意味します。
HALALの、代表的なものだと豚肉やアルコールなどですね。
したがって、もしあなたが酒造メーカーだったり、中華料理を扱ってるとかだとそもそもHALAL市場への進出は無理です。

ですがそれ以外の会社でこれまでHALALの規制をクリアしようとして調べたけど、頑張ったけど、無理だったという方は、
もしかすると難しく考えすぎかもしれません。

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HALAL認証は種類によって難易度が変わる
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実は「HALALの認証」の認証はいくつもあって、認定する機関によって難易度が変化します。
日本でHALAL認証といえば、基本的にJAKIMというマレーシア規格がスタンダードになっています。
日本ではJAKIMと相互認証をおこなっている認証機関の認証を受けることが一般的ですが、
それぞれの団体によって基準が少しづつ異なります。

例えば、「日本ハラル協会」こちらは、厳し目な認証を設けている協会です。
例えばハラル認証の条件に、「イスラム教徒」を工場内に採用しないといけないといったルールがあります。
実際には逃げ道もあるようですが、いずれにせよ高い基準の規格と言えます。
厳しいかわりに、国際的にも評価が高く一番安心な団体と言えるかもしれません。
一方で「アジアHALAL協会」という団体もあります。
ここは少し厳しさが落ちます。

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目的に合った認証を選べば取得は難しくはない。
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多くの企業は、本当は厳しい認証が不要なのに、厳しいものにチャレンジしてHALAL=面倒なものと思っています。
御社の目的にあった認証を選べば、取得は難しくありません。

例えば、
御社が、本格的にカタールとか、サウジアラビアに進出したいならば、本格的な認証が必要になります。
でも、ほとんどの会社はそうではないですよね。
マレーシアに進出したいとかであれば基準が緩めの認証でも全然問題ありません。
したがって、、
まずは、どこの国に進出したいのかを決めることです。
マレーシアなのか..シンガポールなのか..UAEなのか..
ですね。

「JAKIM」という認証は、マレーシアの認証機関で、世界中のHALALのスタンダードになっています。
MUISは、シンガポールの認証。
MUIは、インドネシアの認証。
実は、
マレーシアとシンガポールへ輸出するのに、HALAL認証は必須ではありませんが、
インドネシアへ進出する場合は、MUIの認証が無いと輸出できません。
多民族が交じるマレーシアの中の中国やその他のアジアの人に売りたいのであればHALAL認証は必須ではないですね。
GACは、サウジアラビアの認証で、厳しい認証ですし、これがないとサウジに入れることができません。
このように難しい認証もありますが、
もし御社が、

・国内でHALALの認証を取りたい程度

・海外のHALAL市場に入るとしても、多民族国家への流通を目指している

その程度の進出なら、
「JAKIMを日本国内で相互認証している団体」で全然十分なのです。
目的や、どういった戦略でHALAL市場に参入したいのか
その点を明確にして、背伸びしすぎない認証を取得すれば、
HALALへの参入はそれほど難しいものではありません。
どの認証を使うべきかアドバイス可能ですので、興味がある方はぜひご相談くださいね。
いくつかある認証団体のなかでも、オススメをチョイスできます。

ちなみに、
よくご紹介している工場の新設・改築に使える最大5億円の「HACCPハード事業補助金」ですが、
こちらは、HALAL認証に対応した工場にも活用できます。
お得に参入する方法もあるので、HALALに興味がある方はぜひ検討してみてくださいね。

それでは、次回は2024年の儲かるマーケット2つ目についてです。
またメールします。

北條 竜太郎

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