こんにちは、北條です。
前回は、補助金を外注する際の落とし穴についてお伝えしました。
補助金申請を外注する場合には『補助金申請の採択まで』ではなく、
『補助金を実際に受給するまで』サポートしてくれる会社に外注することが必須です。
ちなみに、「自社でやったほうが安上がりでしょうか。」というご質問が過去にありました。
これは決して僕が申請代行を行なっているからお伝えするわけではないですが..
補助金は自社で申請しない方が良いです。(特に中小企業は)
自社で申請しない方が良いのには、明確な理由があります。
今日はその点についてお伝えしようと思います。
多くの企業が使う補助金として、
・事業再構築補助金
・小規模事業者持続化補助金
・ものづくり補助金
これらが代表的なものです。
このうち、
・ものづくり補助金
・小規模事業者持続化補助金
これらの申請については、そこまで難易度は高くありません。
でも…「事業再構築補助金」だけは、必ず慣れた人が間に入らないと厳しいです。
なぜなら、
補助金事務局とのやりとりが
非常に煩雑だからです。
「ものづくり補助金」と「小規模事業者持続化補助金」はある程度使い道が決まっているので、
事務局も同じ作業を繰り返すだけなので煩雑なやり取りがあまり生じません。
でも「事業再構築補助金」は全く別です。
用途が広くていろいろなイレギュラーな用途があるので、補助金事務局の公募要項に書いていない個別判断が多数です。
そのため指摘事項も山盛りで、採択時には問題なかったのに
事務局とのやり取りの中であとあとNGになったケースもあります。
そのため事務局の考え方を理解していて折衝に慣れていることが必要です。
申請に慣れているうちでもこれまで50-60件申請をサポートしてきましたが1発で、指摘なくやりとりが終了したのは0件..。
修正は山ほど発生し、
担当が複数いるので
やり取りのたびに新たな修正が発生する。
電話も回答を保留にされることが多く、さらに回答が得られないケースもある。
なかなかにハードな作業であるとお分かりいただけると思います。
そして「補助金の採択まで」でこの作業量です。
採択された後も交付申請で同じようなことが繰り返されます。
自社でできるのは、私の肌感ではくらいでしょう。。
ちなみに前回もお伝えしましたがもし補助金申請を外注されるなら、
『補助金申請の採択まで』ではなく『補助金を実際に受給するまで』
サポートしてくれる会社に外注することが必須です。
士業の先生に依頼すると、コストパフォーマンスの悪い採択以後の手続きはサポートしてくれないところがほとんどです。
でも、採択後こそ大変な事務作業が待っています。
あと補助金の事務処理の代行は、厳密にはNGであると事務局がルールを決めています。
ですので士業さんはその部分をサポートできないことが多いです。(国家資格なのでバッジを取られることを恐れてのことと思います。..)
うちは政府と関係があるわけではないため事務処理代行まで含めて全て代行してますので、
もし補助金の申請だけでなく、その後の事務処理だけでも代行をご希望でしたらぜひご検討ください。
それでは、またメールします。
北條 竜太郎
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