「2024年は、補助金の条件が厳しくなる!?」
こんにちは、北條です。
今日は、2024年の補助金予想についてお伝えしたいと思います。
今年6月に国の来年の予算を検討する元になる「骨太の方針」が発行されました。
そして8月に経産省の「概算要求」も出ています。
これらは2024年の予算を決めるために各省庁が財務省に提出する資料で
これらの中に、来年の補助金のトレンドを見ることができます。
経済産業省の補助金関連の記載に目を通していて気がついたことがあります。
それは要所要所に「賃上げ」の記載が出てくることです。
これは実は「ものづくり補助金」で今年すでに組み込まれている要件なのですが
補助金申請の条件として申請計画に“賃上げ”を達成する目標を入れないといけなくなっています。
要は、事業再構築補助金の申請に「賃上げ」が必須になる可能性があるということです。
つまり、どんな影響があるのか?
従業員がほんの数人の会社ならまだいいのですが、
そこそこ従業員がいる規模が大きめの会社だとこれはかなりの痛手です。
ただでさえ、原価高騰で利益確保が難しい中賃上げは現実的ではないでしょう。
そして仮に100人の工場を持っている会社があれば…
皆の賃金を上げることになります。
地方で安く作って全国に流通させているところならまだ良いですが、、
東京や都心で作ってる会社だと本当に痛手ですね。
つまり来年からの補助金は申請しにくくなる可能性が高いということです。
さらに、、、
これまでの概算要求では「補助金」というワードがたくさん出ていましたが
ここ最近は補助金に関する内容が減ってきています。
もちろんなくなることはありませんが、政府も補助金予算の配分を再考する可能性もあります。
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では、もう補助金には期待できないのか?
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実はそうでもありません。
これまで号外メルマガでも何回かご紹介していますが
食品メーカーが使える補助金には大きく2種類あります。
1つが、今までお話ししてきた「経済産業省系の補助金」
そしてもう1つが「農林水産省系の補助金」です。
経産省系の補助金は
・事業再構築補助金
・ものづくり補助金
・IT補助金
・小規模事業者持続化補助金
..などなど、テレビ、ニュース、メディアでよく聞く有名な補助金です。
これらが有名な理由は応募できる業種が広いからです。
食品だけでなく、IT系、コンサル系他、ありとあらゆる業種で申請できます。
そしてその分ライバルも多いです。
でも、、、農林水産省系の補助金は、全く別です。
これらの一部は食品メーカーに特化した補助金なので滅多に表に出ません。
用途も工場建設とか原価高騰対策とか
とてもニッチなのでそりゃなかなか取り上げられないですよね..
でも経産省の補助金に比べて
・ものによっては事業再構築補助金の 数倍以上の巨額な補助金
・知名度が低く ライバルがとっても少なく申請が通りやすい
・求められる条件も厳しくないことが多い
…と、色々メリットがあります。
次回のメルマガでは、この「農林水産省系補助金」にクローズアップして、
メリットやデメリットについてお伝えさせていただきますね。
それでは、またメールします。
本日もご覧いただきありがとうございました。
北條 竜太郎
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