2025.08.29

うまくいくかどうかは結局ココの違いです

こんにちは、北條です。

「事業を成功させたい」
そう考えたとき、ついこんなことが気になるものです。

  • どの経営ノウハウが良いのか?

  • どのビジネスが儲かるのか?

  • どの業界が今流行っているのか?

でも、実際に多くの経営者と接してきて思うのは、
事業がうまくいくかどうかは、そこじゃない。
もっと本質的な“ある違い”によって決まっているのだと、私は確信しています。


成功に必要なのは「専門性」と「希少性」

どんな業界であれ、成功を手に入れるためには、

  • 専門性の高さ

  • 希少性の高さ

この2つが欠かせません。

つまり、「その業界でどれだけ価値ある存在になれるか」が勝負なのです。


「1万時間の法則」が教えてくれること

専門性を磨くには時間が必要です。よく知られる「1万時間の法則」は、こんな考え方です。

特定の分野で1万時間努力すれば、誰でもプロになれる。

例えば、平日に8時間働いて年間約1,960時間。
つまり、本物になるには約5年かかるということです。

特に競合が多い分野では、もっと時間がかかることもあるでしょう。
逆に、ニッチな業界であれば3年でも勝負できる可能性もあります。


多くの人が継続できない本当の理由

この話を聞くと、
「5年もかかるのか…」と感じたかもしれません。

でも、逆に言えば「5年続けられれば、ほとんどの人が成功に近づける」わけです。

それでもなぜ、ほとんどの人は継続できないのか?

その答えは明確です。

得意でもないことを、無理してやっているから。

好きでもなく、適性もないことに取り組んでいても、
苦難を乗り越える意欲は湧いてきません。


北條の失敗談:キッチンカーとたい焼きカフェ

私自身もかつて、向いていない事業に手を出して失敗した経験があります。

たい焼きブームに乗って、

  • キッチンカー

  • たい焼きカフェ

を運営したことがありました。

しかし、結果は赤字で撤退。キッチンカーはわずか1ヶ月で営業終了しました。

「ビジネスモデルが悪かったのか?」
「立地が悪かったのか?」

そう思ったこともありましたが、今振り返ると、完全に「適性の問題」でした。


自分に合うフィールドを見つけたからこその現在

私はBtoCビジネスが苦手です。
お客様に対して常に笑顔を振りまくような仕事は、正直向いていませんでした。

しかし、BtoBに方向転換してからは、
営業スタイルも働き方も自分に合い、ぐんと前進しました。

「うまくいく人」と「うまくいかない人」の違いは、
継続できるかどうか。
そして、継続できるかどうかは、“適性”の問題なのです。


第三者に判断できない「やりたいこと」の価値

先日、「台湾輸出にチャレンジしたい」という相談をいただきました。
正直に言えば、台湾市場は難易度が高い。普段なら「やめた方が良い」と言うところです。

でも、よく考えてみれば…

その人が何年もかけて取り組む覚悟があるなら、
自分で答えを見つけるかもしれない。

そう思うようになりました。

やってみないとわからない。
それが本質だと思います。


まとめ:成功の分かれ道は「適性」×「継続」

どんな業界でも、うまくいくかどうかのカギは

  • 好きなことをやれているか?

  • 継続して磨き続けられるか?

この2つに尽きます。

儲かる業界を探すよりも、
「この業界なら、時間をかけてでもやり切れる」と思える分野を見つけること。

それこそが、事業成功への本当の近道なのです。


もし、あなたが「どこで戦えばいいかわからない」と悩んでいるなら、
一度自分自身と向き合ってみてください。

「これは、苦手だけど儲かりそうだからやる」のか?
「これは、得意だから時間をかけてでも続けられる」のか?

その違いが、5年後のあなたを大きく分けるはずです。

それでは、また。

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