こんにちは。
アカネサス代表の北條です。
今週は、
コンサルも、講師も、本も──答えは知らない。
だから、自分のやり方は自分でつくるしかない。
というテーマで書いていきます。
高校時代、
和田秀樹さんの
『受験は要領』
という本が流行していました。
受験勉強を効率よく進めるための
いわば“攻略マニュアル”のような本です。
私も読んでいました。
内容は理にかなっていて、
確かに使えそうだと感じました。
その本を机の上に置いていたとき、
ある教師がこう言いました。
「勉強法は、人に教わるもんじゃない。
自分で編み出すもんだ。」
当時の私は、少し反発しました。
「また精神論か」と思ったのです。
けれど、
なぜかその一言だけは
ずっと頭に残っていました。
いまになって思えば、
あの言葉の意味はこうだったのだと思います。
やり方を教わるな。
自分の現場で、自分のやり方を通せ。
私は現在、
食品メーカーに特化したコンサルティング会社を
経営しています。
扱うテーマは、
補助金
設備投資
工場設計
地方の事業承継
ブランディング
など。
制度、現場、思想が
複雑に絡み合う領域で、
企業の再構成を支援しています。
この仕事をしていて思うのは、
誰も答えを知らない
ということです。
本にも書いてありません。
セミナー講師も語れません。
コンサルタントも、
図解や理論は語れますが、
現場ではほとんど使えないことも多い。
つまり、
どこにも正解は売っていない
のです。
だから私は、
他人のやり方を信じません。
誰かのやり方を
真似しようと思ったことは
一度もありません。
理由は単純です。
前提がまったく違うからです。
市場が違う
規模が違う
人材が違う
責任の重さが違う
その人にとっての正解は、
自分の現場では通用しません。
とはいえ、
学ばないわけではありません。
むしろ、
徹底的に学びます。
本も読みます。
制度も深掘りします。
過去の事例も調べます。
インプットの量は
決して少なくありません。
ただし──
コピーはしません。
他人のノウハウは、
その人の状況に最適化された副産物
にすぎません。
それをそのまま持ち込んでも、
自分の現場では通りません。
だから私にとって学びとは、
素材を集めること
です。
あとで組み替える前提で
吸収しておく。
そのまま使うつもりは
最初からありません。
私は、
他人の正解は信じない。
けれど、
他人の知恵は全部使う。
この姿勢の原点は、
高校時代に聞いた
あの一言でした。
「教わるな。自分で編み出せ。」
当時は受験の話でした。
けれど今思えば、
あれは
誰にも教われない仕事をする人生
の始まりだったのかもしれません。
次回は、
「正解は売っていない
──だから誰も、本当のことは言ってくれない」
というテーマでお届けします。
── 北條竜太郎
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