2026.05.18

答えを探すな。コピーするな。教わるな。

こんにちは。
アカネサス代表の北條です。

今週は、

コンサルも、講師も、本も──答えは知らない。
だから、自分のやり方は自分でつくるしかない。

というテーマで書いていきます。


勉強法は教わるものではない

高校時代、
和田秀樹さんの

『受験は要領』

という本が流行していました。

受験勉強を効率よく進めるための
いわば“攻略マニュアル”のような本です。

私も読んでいました。

内容は理にかなっていて、
確かに使えそうだと感じました。

その本を机の上に置いていたとき、
ある教師がこう言いました。

「勉強法は、人に教わるもんじゃない。
自分で編み出すもんだ。」

当時の私は、少し反発しました。

「また精神論か」と思ったのです。

けれど、
なぜかその一言だけは
ずっと頭に残っていました。


やり方は現場でつくるしかない

いまになって思えば、
あの言葉の意味はこうだったのだと思います。

やり方を教わるな。
自分の現場で、自分のやり方を通せ。

私は現在、
食品メーカーに特化したコンサルティング会社を
経営しています。

扱うテーマは、

  • 補助金

  • 設備投資

  • 工場設計

  • 地方の事業承継

  • ブランディング

など。

制度、現場、思想が
複雑に絡み合う領域で、

企業の再構成を支援しています。


この仕事には「正解」がない

この仕事をしていて思うのは、

誰も答えを知らない

ということです。

本にも書いてありません。

セミナー講師も語れません。

コンサルタントも、
図解や理論は語れますが、
現場ではほとんど使えないことも多い。

つまり、

どこにも正解は売っていない

のです。


なぜコピーしないのか

だから私は、
他人のやり方を信じません。

誰かのやり方を
真似しようと思ったことは
一度もありません。

理由は単純です。

前提がまったく違うからです。

  • 市場が違う

  • 規模が違う

  • 人材が違う

  • 責任の重さが違う

その人にとっての正解は、
自分の現場では通用しません。


ただし、学ばないわけではない

とはいえ、
学ばないわけではありません。

むしろ、

徹底的に学びます。

本も読みます。
制度も深掘りします。
過去の事例も調べます。

インプットの量は
決して少なくありません。

ただし──

コピーはしません。


学びとは「素材集め」

他人のノウハウは、

その人の状況に最適化された副産物

にすぎません。

それをそのまま持ち込んでも、
自分の現場では通りません。

だから私にとって学びとは、

素材を集めること

です。

あとで組み替える前提で
吸収しておく。

そのまま使うつもりは
最初からありません。


他人の正解は信じない

でも知恵は全部使う

私は、

他人の正解は信じない。

けれど、

他人の知恵は全部使う。

この姿勢の原点は、
高校時代に聞いた
あの一言でした。

「教わるな。自分で編み出せ。」

当時は受験の話でした。

けれど今思えば、
あれは

誰にも教われない仕事をする人生

の始まりだったのかもしれません。


次回予告

次回は、

「正解は売っていない
──だから誰も、本当のことは言ってくれない」

というテーマでお届けします。


── 北條竜太郎


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