2025.08.20

経営者として「良質な情報」を得るために意識すべきこと

こんにちは、北條です。

前回のブログでは「直売所ビジネス」についてご紹介しました。
実はこの分野、僕自身が最近になって注目し始めたテーマなんです。

経営者であれば、新しい分野への参入は避けられません。
だからこそ、「どうやって新しい業界の情報を効率よくインプットするか?」は非常に重要なテーマです。

今回は、新しい分野に挑戦する時に「良質な情報」を得るために意識すべき3つの方法についてお話します。


1. 鉄板の情報源は「書籍」

まずおすすめしたいのは、やはり書籍からのインプットです。

最近ではネットでの情報収集が主流になりつつありますが、やはり書籍の価値は侮れません。

僕の場合、新しい分野に参入する時は…

「過去5年以内に出版された関連書籍をすべて購入する」

というルールを決めています。

全部買っても2万円ほど。
わずか数千円で、著者が10年〜20年かけて積み上げた知識や経験が手に入るわけです。

これを活用しない手はありません。

逆に、新分野へ参入するのに書籍すら読んでいない人を見ると「成功は遠いかもな」と感じることもあります。


2. 実は穴場?「農林水産省のサイト」

ネットリサーチも非常に有効です。

特に、食品メーカーの方におすすめしたいのが

農林水産省の公式サイト

です。

「お堅い」「見づらい」などと思われがちですが、実は最新の業界トレンドや支援制度がまとめられている宝庫です。

たとえば最近話題になっている

  • 3Dフードプリンター

  • 食品ロス対策の最新技術

  • 農業・漁業の新しい6次産業化支援

など、出版物には載っていない先進情報が掲載されています。

「書籍:体系的な知識」
「省庁サイト:最新トレンド」

この使い分けがオススメです。


3. 専門家に直接会って、ナマの情報を聞く

そして、最も価値が高い情報源。

それが

専門家に直接会って話を聞くこと

です。

実際、本には書けないリアルな事例や、競合に知られたくない情報は、直接話すことでしか得られません。

ただしここで重要なのは、“会いに行く姿勢”です。

ポイントは「お土産」を持っていくこと

物理的なお菓子や手土産ではなく、“相手のメリット”になるものを用意しておきましょう。

  • 「講師としてセミナー登壇をお願いできませんか?」

  • 「コラボ商品として一緒に企画させていただけませんか?」

といった提案を通じて、“時間を割く理由”を提供することが大切です。


エピソード:とあるコンサル会社のアプローチ

僕がかつて同席した、とある有名社長との打ち合わせ。

その場をセッティングしたコンサル担当者が行ったのは…

「セミナー登壇のオファー」

結果的に登壇は実現しませんでしたが、話を聞いてもらえる関係性はしっかり築けていました。

“会う”という行為には、それだけ価値があります。


会う前には「専門用語の下調べ」がマスト

直接会うチャンスを得たら、必ずやってほしいことがあります。

それは、

書籍を読み、業界の専門用語を理解しておくこと。

せっかくのヒアリングも、こちらが業界知識ゼロでは深い会話ができません。

「この人はわかってるな」と思ってもらえるだけで、得られる情報の質が一気に変わります。


まとめ:良質な情報を得るための3つの鉄則

  1. 書籍で体系的に学ぶ

  2. 省庁サイトで最新情報を拾う

  3. 専門家に会いに行く。メリットを提示して心を開いてもらう

この3つを意識することで、新しい分野でもブレない学びと戦略立案ができるようになります。

ぜひ、何か新しい挑戦を始める際の参考にしてみてください。

それでは、またブログでお会いしましょう。

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