こんにちは、北條です。
前回のブログでは「直売所ビジネス」についてご紹介しました。
実はこの分野、僕自身が最近になって注目し始めたテーマなんです。
経営者であれば、新しい分野への参入は避けられません。
だからこそ、「どうやって新しい業界の情報を効率よくインプットするか?」は非常に重要なテーマです。
今回は、新しい分野に挑戦する時に「良質な情報」を得るために意識すべき3つの方法についてお話します。
まずおすすめしたいのは、やはり書籍からのインプットです。
最近ではネットでの情報収集が主流になりつつありますが、やはり書籍の価値は侮れません。
僕の場合、新しい分野に参入する時は…
「過去5年以内に出版された関連書籍をすべて購入する」
というルールを決めています。
全部買っても2万円ほど。
わずか数千円で、著者が10年〜20年かけて積み上げた知識や経験が手に入るわけです。
これを活用しない手はありません。
逆に、新分野へ参入するのに書籍すら読んでいない人を見ると「成功は遠いかもな」と感じることもあります。
ネットリサーチも非常に有効です。
特に、食品メーカーの方におすすめしたいのが
農林水産省の公式サイト
です。
「お堅い」「見づらい」などと思われがちですが、実は最新の業界トレンドや支援制度がまとめられている宝庫です。
たとえば最近話題になっている
3Dフードプリンター
食品ロス対策の最新技術
農業・漁業の新しい6次産業化支援
など、出版物には載っていない先進情報が掲載されています。
「書籍:体系的な知識」
「省庁サイト:最新トレンド」
この使い分けがオススメです。
そして、最も価値が高い情報源。
それが
専門家に直接会って話を聞くこと
です。
実際、本には書けないリアルな事例や、競合に知られたくない情報は、直接話すことでしか得られません。
ただしここで重要なのは、“会いに行く姿勢”です。
物理的なお菓子や手土産ではなく、“相手のメリット”になるものを用意しておきましょう。
「講師としてセミナー登壇をお願いできませんか?」
「コラボ商品として一緒に企画させていただけませんか?」
といった提案を通じて、“時間を割く理由”を提供することが大切です。
僕がかつて同席した、とある有名社長との打ち合わせ。
その場をセッティングしたコンサル担当者が行ったのは…
「セミナー登壇のオファー」
結果的に登壇は実現しませんでしたが、話を聞いてもらえる関係性はしっかり築けていました。
“会う”という行為には、それだけ価値があります。
直接会うチャンスを得たら、必ずやってほしいことがあります。
それは、
書籍を読み、業界の専門用語を理解しておくこと。
せっかくのヒアリングも、こちらが業界知識ゼロでは深い会話ができません。
「この人はわかってるな」と思ってもらえるだけで、得られる情報の質が一気に変わります。
書籍で体系的に学ぶ
省庁サイトで最新情報を拾う
専門家に会いに行く。メリットを提示して心を開いてもらう
この3つを意識することで、新しい分野でもブレない学びと戦略立案ができるようになります。
ぜひ、何か新しい挑戦を始める際の参考にしてみてください。
それでは、またブログでお会いしましょう。
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