こんにちは、北條です。
現在、日本市場の停滞を肌で感じている経営者の方も多いのではないでしょうか。
しかし、その衰退スピードが想像以上に速く進んでいることは、あまり知られていないかもしれません。
今回は、日本市場の現状とその背景、そして今後に向けたビジネスの方向性についてお伝えします。
家計調査をもとに算出された、食品別1人当たりの年間支出額のデータを見てみましょう。
対象はコメ、乾麺、鮮魚、貝類、みかん、メロン、飲料など。
驚くべきことに、ここ10年でほとんどの食品の支出額が落ち込み、市場規模は78%〜85%にまで縮小しています。
農林水産省の正式なデータでも、食品市場は「横ばい」または「衰退」の一途を辿っていると明言されています。
日本人のライフスタイルの変化により、「調理の手間をかけない」傾向が強まりました。
たとえば、米は自宅で炊くよりもレトルトや冷凍食品で済ませる家庭が増えています。結果として、米そのものの消費が減少しています。
メロンなどの果物も同様で、丸ごと購入するよりも、カットフルーツや加工品を選ぶ傾向が強まっています。
高齢化が進む中で、1人当たりの摂取カロリーは自然と減っていきます。つまり、消費総量が減少していくのは当然の流れです。
出生率の低下と人口減少の加速により、日本全体の消費基盤が小さくなっています。
これら複数の要因が絡み合い、日本の食品市場は確実に縮小し続けているのです。
「うちはまだ受注が多くて手が回らないくらいだから関係ない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実際、私がお会いする多くの社長さんは非常に多忙で、設備投資による生産性向上のご相談も多くいただきます。
一見、好調に見えるこの状況。しかし、実はとても危険なのです。
市場全体が縮小しているときによく起きるのが、「企業の淘汰」です。
小規模な企業が廃業に追い込まれ、供給できる企業が減る
↓
結果として、一部の企業に注文が集中する
という現象が起こります。
特に東京や大阪といった大都市圏の企業は、地元の市場だけでも一定の需要があるため、日本全体の縮小傾向に気づきにくいのです。
この「感覚のズレ」が、将来的なリスクとなる可能性があります。
地方の中小企業ほど、この市場縮小の流れを肌で感じ、危機感を持っています。
実際、海外展示会に出展している企業を見ると、
宮崎、鹿児島、福島、岩手といった地方の企業が目立ちます。
それは、日本市場だけに頼るリスクを理解し、早くから海外市場への挑戦を始めている証です。
国内市場に依存したまま利益が伸び悩む企業と、
海外展開に目を向けて着実に成果を上げる企業。
この差は、今後10年で大きな違いとなって現れると感じています。
もし今このブログを読んでくださっているのであれば、
「低迷しつつある日本市場だけに依存しない」
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📞 080-3939-8081(北條直通)
人口減少・支出減少という不可逆な変化の中で、
ビジネスの成長を維持していくには、視点の切り替えが重要です。
ぜひ、これを機に海外市場への第一歩を踏み出してみてください。
それでは、またお会いしましょう。
ありがとうございました。
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