こんにちは、北條です。
僕が思うに、経営者(社長)の役割とは、
新しいものを作る
新しい所で商品を売る
新しい設備を導入する
社内の仕組みを変える
こういった「変化を起こすこと」ではないかと思っています。
特に年商50億以下の企業であれば、
社長以外の人が自発的に新しいことに挑戦するケースは稀です。
つまり、会社に変化を起こすためには──
社長が新しいことをインプットし、アウトプットすることが絶対に必要
というわけです。
ここで言う「インプット」とは学習、
「アウトプット」とは行動のこと。
良いアウトプットを生み出すためには、
質の高いインプットを熟成させ、化学反応を起こすことが欠かせません。
だからこそ、経営者は、
アウトプットの質と量を上げるために
インプットの質と量も増やす必要がある
ということです。
実は僕自身も、これまで数多くの本を読み、セミナーに参加してきました。
もしかすると、このブログを読んでいる方の中にも
「同じようにたくさん学んでいるけど、成果が出ない」という方がいるかもしれません。
その原因は、多くの場合、「アウトプットを前提にしたインプット」ができていないからです。
どれだけ学んでも成果が出ない
情報は得ているのに、現実が変わらない
そんな方のために、今日は「正しいアウトプット」についてご紹介していきます。
まず、クイズです。
次の2つのうち、どちらがより知識が定着しやすいでしょうか?
本を10冊読んでもアウトプットしない
本を3冊読んで、3冊分のアウトプットをする
答えは… 「2」 です。
人間の脳は、アウトプットをしないと
「これは重要な情報だ」と認識してくれません。
知識を本当に定着させたいなら、
インプット:アウトプット = 3:7
このバランスを意識すると、学びの効率が一気に上がります。
もう一つ、非常に重要なポイントがあります。
それは、「目的を設定する」ことです。
僕がセミナーに参加するときには、必ず
「こういうことを実現したい」
「このテーマを自社に取り入れたい」
という明確な目的意識を持って臨みます。
すると、
このセミナーで何を得るべきか
この本からどんなヒントを得たいか
が自然と見えてくるようになります。
これは、脳が目的に合った情報を自動で集める仕組みになっているからです。
たとえば、
「半年後にTOEIC800点を取る」
という目標を立てれば、脳は自動的にその情報を集めるようになります。
目的があることで、「アウトプット前提のインプット」になるのです。
つまり、漠然と情報収集をしないこと。これが何よりも重要です。
ここからは、僕が実践しているアウトプット習慣をご紹介します。
これらを習慣化することで、常にアウトプットの場を持つことができます。
そしてアウトプットの習慣があると、
脳が自然と「ネタ探しモード」になるので、インプットの精度も高まっていきます。
ちなみに、テレビは最悪のインプットメディアです。
なぜなら、自分に関係のない情報であふれているから。
もちろん息抜きとしてならOKですが、情報収集の媒体としては不向きです。
(※YouTubeは、興味のあるテーマを検索できるため、良質なインプット源になり得ます)
もう一つ、僕が意識しているのが、
「人があまり行かないところに行く」
ということです。
僕は人に情報を提供する仕事をしているため、
フレッシュで
目新しくて
専門性の高い情報源
にいかに早くリーチできるか?が非常に重要です。
たとえば、新しいお客様と出会った際には、
その分野の本はすべて目を通すようにしています。
また、本にならない情報を得るために、地方までお金をかけて出向くこともあります。
海外展示会に出てみる
先進的なメーカーの経営者に会う
異業種の事例を学ぶ
こうした取り組みは、他社を追い抜くヒントになり、会社の成長を加速させてくれます。
今回ご紹介したのは、僕自身が試行錯誤の中で見つけた効率的な学習法とアウトプットの習慣です。
あなたの業界でも、
明確な目標を設定する
情報の幅を広げる
他と違う視点で行動する
これらを意識することで、経営者としての質が大きく変わるはずです。
ちなみに僕には、2025年に挑戦したい新たな学びがあります。
それは…「大学院進学」です。
もちろん、MBAではなく、食品分野の専門性が高い大学院です。
日本ではまだ研究されていない内容にチャレンジし、
日本の食品業界に新たな知見を還元したいと考えています。
その詳細は、次回のブログでお伝えしますね。
それではまた。
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