こんにちは、北條です。
本日のテーマは、食品メーカーにとって常に重要な課題である「生産性の向上」についてです。
特に今回は、
「今ある設備で」「お金をかけずに」生産性を上げる方法
についてお伝えします。
弊社には日々、
「工場の生産性を上げたい」
「もっと受注量を増やしたい」
「利益を上げたい」
といったご相談が寄せられます。
人口減少や原材料価格の高騰など、利益率の低下が続く中、生産性の改善はもはや“必須”のテーマと言えます。
生産性向上の手段として真っ先に思いつくのは、やはり新たな機械の導入でしょう。
もちろん、導入できるのであればそれが最適です。
しかし実際には、
スペースが足りない
機械が工場に入らない
工場の建て替えにかかる費用がない
といった理由で、「結局何も変えられず現状維持…」という企業も多いのが現実です。
そこで、今日はそんな方にこそ知っていただきたい「お金をかけずに生産性を改善する方法」をご紹介します。
それが、
「デッドスペースの整理」
です。
デッドスペースとは、構造上や設備の配置によって有効活用できていない空間のことです。
弊社では、年間を通じて多くの工場建設・設計を手がけており、生産性の高い工場設計に長けたプロフェッショナルが在籍しています。
そのスタッフ曰く、
「デッドスペース改善だけでも、驚くほど生産性が上がる」
とのことです。
多くの食品メーカーは、工場を建てた当時のレイアウトや設備配置のまま、数十年にわたって操業を続けています。
建設当時は、生産性に対する意識や知識が今ほど浸透しておらず、
稼働効率を無視した配置
作業動線を意識していないレイアウト
などが採用されているケースも多く見られます。
長年同じレイアウトで動いていると、たとえ非効率であっても変更を避ける傾向が出てきます。
ですが、それが大きなボトルネックになっていることに気づいていない工場も少なくありません。
例えば、以下のような構造上の問題が見られます:
壁や冷蔵庫の配置が邪魔で作業が滞る
作業員同士がぶつかりそうになる狭い動線
ラインの流れがスムーズではない配置
これらの“ちょっとした無駄”が積み重なることで、大きな生産性の低下を引き起こしているのです。
これらの問題は、大規模な建て替えや機械導入なしでも改善できます。
設備やレイアウトの見直し
作業導線の整理
デッドスペースの最適化
といった**「中身のリニューアル」**によって、劇的な改善が期待できるのです。
もし、この記事を読んで、
「自社も当てはまるかも…」
「改善のヒントが欲しい」
「プロの簡易診断を受けてみたい」
と感じられた方は、どうぞお気軽にご相談ください。
📞 北條直通:080-3939-8081
少しの工夫で、大きな改善が生まれるかもしれません。
今回は、お金をかけずに工場の生産性を改善する方法として、「デッドスペースの整理」についてお話ししました。
大きな投資が難しい今だからこそ、「今できること」に目を向けることが大切です。
ぜひ、工場の内部を見直す機会にしてみてください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。