こんにちは。
アカネサス代表の北條です。
前回は、
補助金=困っている会社への救済ではない
という話をしました。
補助金とは、
国の数値目標(KPI)を達成するための「投資資金」
です。
では、その数値目標の中でも、
いま特に「圧が強い」ものは何か。
今回は、2030年に向けて予算が集まりやすい
3つの黄金KPI
を、実務に翻訳して整理します。
「2030年 農林水産物・食品の輸出額 5兆円」
これは農水省にとって、最も象徴的な数字です。
国内需要の延長ではなく、
外貨を稼ぐ方向へ産業をシフトさせる。
その強い意思が込められています。
ここで重要なのは、「直接輸出しているかどうか」ではありません。
たとえば、
さらに、
こうしたものも、
「輸出KPIに貢献する文脈」
として十分に成立します。
環境対応は「きれいごと」ではありません。
採択の加点に直結する領域です。
政策として重視されているのは、例えば次のような方向です。
実務では、こう言い換えます。
これらは、
「投資理由として書きやすく、審査員に刺さる」
テーマです。
環境は抽象論ではなく、
“数字で説明できる改善”に落とすことが重要です。
人口減少が前提となる中で、
「人手不足だから人を増やしたい」
というロジックは通りにくくなっています。
その代わりに評価されるのは、
「同じ人数で、どれだけ生産性を上げられるか」
です。
ここで重要なのは、
「どれだけ効率が上がるか」を数字で示すこと
です。
これらを定量的に語れると、評価が大きく変わります。
採択されない申請書には、明確な共通点があります。
それは、
言葉だけで、数字がないこと。
方向性は正しくても、
これでは採択理由になりません。
逆に言えば、
「どのKPIに、いつまでに、どれくらい貢献するか」
これを数字で置くだけで、採択率は大きく変わります。
最終回では、
を、実例とともに解説します。
「うちは輸出なんてしていない」
そう感じる方も多いと思います。
しかし実際には、
“輸出に必要な供給体制をつくる”だけでも、文脈に乗せることは可能です。
結局のところ、勝負は
にあります。
次回は、その「翻訳技術」に踏み込みます。
── 北條竜太郎
お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。