2026.08.03

10倍目標設定術【6】 ビジョンを肉体感覚で描く【全6回】

こんにちは。
アカネサス代表の北條です。

本シリーズでは、
**食品メーカーの未来を変える「10倍目標設定術」**をテーマに、

  • 10倍の考え方

  • 未来からの逆算

  • 視点の持ち方

  • 人材の選び方

  • 投資家としての意思決定

についてお伝えしてきました。

最終回のテーマは──

「ビジョンを肉体感覚で描く」

です。


未来を「数字」ではなく「感覚」で感じる

10倍目標を掲げても、
頭の中の理屈だけでは人は動きません。

本当に重要なのは、

未来を“体で感じられるかどうか”

です。


たとえば、こんな光景を想像してみてください。

朝、工場に入ると、
最新ラインの機械音が静かに響いている。

幹部が自分の言葉で会議を回し、
社員が生き生きと意見を交わしている。

出荷場には、
ふるさと納税で全国に届けられる製品の箱が
山積みになっている。

夕方、
台湾のバイヤーから追加注文の連絡が入り、
スタッフが歓声を上げる。


このような未来を、

数字ではなく
映像・音・空気感として思い描けるか

そこが、10倍目標を現実にする分岐点です。


ビジョンを「一日の物語」にする

おすすめは、

未来を「一日の物語」として書き出すこと

です。


  • 10年後の朝、どこで目覚めるのか

  • 誰と顔を合わせるのか

  • どんな会話が交わされるのか


さらに、

  • 社員の表情はどうか

  • 工場の空気はどんな質感か

  • 顧客はどんな言葉をかけてくるか


ここまで描けると、

目標は単なる数字から
“生きた世界”に変わります


体で感じた未来は、行動を変える

未来を肉体感覚で捉えられると、
不思議なことが起きます。

今日の一歩に迷いがなくなる

のです。


「この景色に近づくために、今週やるべきことは何か?」

自然と逆算が始まり、
具体的な行動が生まれます。


人は、論理よりも

感覚に引っ張られて動く生き物

です。

だからこそ、

体で未来を感じた経営者だけが、そこに到達する

のです。


結論──10倍は「心臓が高鳴る未来」から生まれる

10倍目標は、理屈では実現しません。

心臓が高鳴る未来像から始まるもの

です。


  • 社員の笑顔

  • 工場の音

  • 顧客の声


それらすべてを感じながら
未来を歩む自分を思い描けたとき、

10倍は

夢ではなく、必然に変わります


シリーズ総括

6回にわたり、
「10倍目標設定術」をお届けしました。


  • 10倍は誰もが経験している

  • 未来から逆算する

  • 6つの視点を持つ

  • 誰とやるかを決める

  • 経営者は投資家である

  • ビジョンを肉体感覚で描く


経営とは、

作業ではなく
未来に投資し、それを体で感じること

です。


5%改善の延長ではなく、
10倍の未来を掴む企業は、

この“感覚”を持っています


御社の10年後は、どんな一日でしょうか。

その光景を、
ぜひ今この瞬間に、体で感じてみてください。


編集後記

ここまで読んでくださった皆さまに、
心から感謝します。


私自身、
未来を描けなかった時期がありました。

数字を追いかけていても、
心臓は高鳴らず、
行動も続かない。


しかし、

未来を「体で感じる」ようになってから、
決断の迷いが消えました。


経営は、論理だけでは動きません。

心が震える未来を描き、
それを仲間と共有すること

そこからすべてが始まります。


── 北條竜太郎

お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。