こんにちは。
アカネサス代表の北條です。
本シリーズでは、
「食品メーカーの経営は、最弱点で決まる」
というテーマでお伝えしてきました。
ではなぜ、経営者は最弱点を見ないのか。
そして、どうすれば見られるようになるのか。
最終回として、その本質に踏み込みます。
経営者には、必ず「見たくない数字」があります。
こうした数字は、つい後回しにされがちです。
しかし──
その「見たくない数字」こそが、会社の最弱点です。
そして会社は例外なく、
その最弱点から崩れていきます。
ここまで「総合力」と話してきましたが、
実は弊社アカネサスも弱点だらけです。
それでも倒れていないのは、
補助金コンサルという専門性が10だからです。
一点突破で成立しているビジネスです。
しかし──
食品メーカーは違います。
すべてを同時に成立させなければならない。
どれか一つでも崩れれば、全体が崩れる構造です。
だからこそ、製造業の経営は難しい。
そして私は、その難しさを心から尊敬しています。
理由は複雑ではありません。
極めてシンプルです。
人は、自分の得意な領域に逃げます。
だから、不得意な領域(最弱点)を見なくなる。
しかしその裏で、
見たくない数字の中に、崩壊の兆候がある。
過去の成功が、視界を曇らせます。
成功体験は、未来の弱点になる。
3年前、ある食品メーカーの補助金申請を支援しました。
製品は素晴らしい。
設備も更新される。
補助金2億円、総投資5億円。
申請は採択されました。
私は誇らしかった。
しかし1年後──
「設備は入ったんですが、稼働率40%なんです」
営業体制はこうでした。
営業力:2
結果:
10 × 10 × 2 → 失敗
私は、最弱点を見ていなかった。
強みしか見ていなかったのです。
自社の弱点は、シンプルな問いで見えます。
0になる可能性=最弱点
投資していない場所=放置された弱点
見たくない数字=最弱点
弱点が見えたら、やることは3つだけです。
採用・投資・教育
代理店・OEM・クラウド
切る・やめる・縮小する
弱点を潰すには「捨てる勇気」が必要です。
多くの企業は、補助金を強みに使います。
しかし本来は逆です。
補助金は最弱点の補強に使うべきです。
会社は強みではなく、弱点で倒れるからです。
ここまでやって、初めてスタートです。
経営者の仕事は、
強みを伸ばすことではない。
致命傷になる弱点を潰すことです。
そのために必要なのは、
見たくない数字を見る勇気。
正直に言えば、私にもあります。
アカネサスの「システム化の遅れ」。
見たくない。
認めたくない。
それでも、見なければいけない。
見なければ、必ず同じ失敗をするからです。
あなたにも、あるはずです。
その数字を、今日見てください。
それが、
会社を守る最初の一歩です。
全3回にわたるシリーズはこれで完結です。
最弱点こそが、
あなたの会社の「生存点」です。
── 北條竜太郎
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